『暮らしの税情報』 26年版と27年版を比べて
国税庁のパンフレット『暮らしの税情報』をご存知ですか。税務署で無料で配布しています。
毎年発行されるのですが、平成26年版と平成27年版の「財産を相続した時」を比べてみました。
その説明の中の「相続税の計算例」のところで、
正味の遺産額が2億円で、相続人は妻と子供2人が法定分どおり相続した場合の納税額は
なんと400万円の増税となっています!
財務省は、この課税ベースの拡大で、平成27年度の増収は2,750億円を見込んでいます。
ちなみに平成27年度の相続税の税収見込み額は、1兆7,610億円です。
バブル時代に地価の値上がりに対応して、徐々に基礎控除を上げてきた結果、
課税人員が減少したのを補正したとは言いながら、ちょっと極端だなという感じがします。
先日、基準地価が公表されましたが、都市圏では値上がり傾向といいます。
たぶん路線価もまた上がるのでしょうね。